市邨学園に
ついて

理事長挨拶

理事長 末岡 仁

学園創立110周年迎えました2016(平成28)年4月より理事長をつとめております 末岡仁と申します。
きわめて微力であり、まだまだ若輩の身ではありますが、これまで学園の発展にご尽力いただいた先輩諸兄への感謝を忘れず努めて参る所存です。

本学は1907年、創立者・市邨芳樹先生が我が国初となる本格的な女子商業教育を実践する名古屋女子商業高校を開学したことにその礎としています。
時代が求める人材の育成に応えながら、男女共学化、平成12年には名古屋経済大学大学院を開学し、現在では大学院、大学、短期大学、高等学校、中学校、幼稚園を擁する総合学園として、17万名余の同窓生を送り出してきました。

「人」とは

市邨先生の教えは、一貫して「人」にあります。先生が言う「人」とは、円満に発達した常識を身につけ、社会・人生に対して正当な理解があり、同情があり、頭の人たり、手の人であると同時に、情の人であり、徳の人である、とあります。
ただ知識技能を身につけ自分の利害だけにとらわれるだけに終わらず、犠牲的精神のもと、自らが地域の一員であり公の担い手であることを強く意識しなければならないと説いています。

世界は我が市場なり

今日、十年一昔という言葉が意味をなさないような、予測不可能ともいえる変化の激しい時代を迎えています。そのような時代だからこそ、市邨先生の教えは普遍の価値を有すると確信しています。

また、市邨先生は「世界は我が市場なり」と唱え、経済人として世界に目を向けることの重要性を、時代を先んじて訴えました。

現在本学は、アジア諸国を中心に留学生を迎え入れています。これは本学に学ぶ日本人学生にとって国際感覚を磨く大きなチャンスであると考えます。犬山市を中心としたこの地域全体を大きなキャンパスと考え、学生の皆さんが社会人としての基礎力を高め、市邨精神に基づいた「人」に成長することで、皆さんが将来アジア諸国を中心とした、世界で活躍する人物になることを期待しています。

私学・陽炎の教育

令和3年7月より『月刊なごやか』誌上において「私学、陽炎の教育」と題した連載をしております。このたび,『月刊なごやか』様のご了承をいただきまして,本HPにも内容を転載することとなりました。連載では創立者市邨芳樹の言葉を紹介しながら,私学の良さ,これからの学校教育について触れております。(掲載順は連載時と異なる場合があります。)

月刊なごやか

連載誌面

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